レーザースペックルフローグラフィー

LSFG(レーザースペックルフローグラフィー)は日本で開発され、現在注目されている眼底血流を測定する機器です。

目の奥の眼底といわれる部分は、生体で唯一、神経の毛細血管や細動静脈を観察できる部位です。全身の大血管が侵される病気(心臓・脳梗塞・透析)はまず細血管から悪化するので、目の病気だけでなく、全身の血管の状態を把握するにも眼底検査は重要です。

これまで、医師による眼底検査や眼底カメラ撮影により眼底を観察することが出来ましたが、LSFGでは、複数枚の写真を合成し動画として血流を測定することができます。

レーザーを眼底に照射することで発生するスッペックルノイズが、動くもの(主に赤血球の動き)で減少する原理を活用し、眼底血流を観察できるようになりました。4秒間の連続撮影により、一心拍の波形を捉え、早期の動脈硬化の判定が容易となりました。

血流を測定出来るので、目の血流評価に大変有用です。これまで、蛍光眼底造影検査で血管の状態を把握することが出来ましたが、LSFGは非侵襲で痛みなどなく、容易に血流変化を定量することが出来ます。

最近の研究成果では、視神経の血流低下は緑内障の進行を予測したり、網膜の病気の予後を推測するに有用であると多数の論文が出ています。